長湯温泉
ラムネ温泉
「日本一の炭酸泉」として売っている長湯温泉。炭酸は一般に高温になればとんでしまうので、高温の炭酸泉というのはほとんどありません。しかし、長湯温泉は40度以上の炭酸泉が湧く、世界でも珍しい温泉です。その長湯温泉の河原にある「カニ湯」に行こうとして見つけた新しい温泉が「ラムネ温泉」です。 ラムネ温泉の名は、昭和9年に長湯温泉を訪れた大仏次郎が旅行記で、体中に泡がつくことから「ラムネの湯」と紹介したことに由来するそうです。しかし、いつの間にか「ラムネの湯」は途絶えてしまったそうですが、最近になって大丸旅館の外湯として復活したのだそうです。 施設は仮設といった感じの簡単な造り。本来は会員制で鍵がかかっているのですが、一般に開放されている時間は鍵が開けられており、入口にある料金箱に入浴料を入れて利用するようになっています。 |
狭い脱衣所の扉を開けると、檜の湯船と丸い岩風呂が2つ。そして池のように大きな湯船があります。檜の湯船と丸い岩風呂は40度ほどに加熱した湯が満たされてます。 池のような大きな湯船にラムネ温泉の源泉が満たされています。こちらは30度ちょっとのかなりぬるめの湯。わずかに白っぽく濁りがあり、赤い湯の花も浮かんでいます。湯に浸かってしばらくすると、体中に細かい泡がついてきて大感激(この炭酸の量はバブの12倍だそう!)。この湯なら「日本一の炭酸泉」の名も納得。じっくりと、このあわあわの湯を堪能したのでした。大分を再訪する際はこの湯は外せないと、後ろ髪を引かれる思いで湯から上がりました。 |
男女別の露天風呂の隣には貸切の家族風呂はあります。家族でゆっくりと浸かりたいなら、こちらを利用してみてはいかがでしょうか。 ※現在は新しい施設ができ、この施設はないそうです。 (05.8) |
泉 質 | 炭酸水素塩泉 |
泉 温 | 33度 |
風呂の種類 | 露天風呂 家族湯 |
設備等 | 駐車場 |
所在地 | 大分県直入郡直入町長湯 |
電 話 | 0974−75−2002(大丸旅館) |
交 通 | 豊肥本線 豊後竹田駅から16km、車40分 |
営業時間 | 8時〜日没(月曜・水曜・金曜・土曜日は10時30分〜) |
休業日 | ? |
料 金 | 入浴¥200 家族湯¥1000(1時間) (02.5)(03.12) |