酸ヶ湯
酸ヶ湯温泉旅館

 

 八甲田まで来たからにはここに寄らないわけには行かないでしょう!ということで久しぶりに酸ヶ湯に寄りました。初めて訪れた時は3月で、高さ5mの雪に囲まれ、真冬は営業していないような時でした。今は除雪がすすみ、冬でも酸ヶ湯の湯を楽しめるようになりました。
 酸ヶ湯の名物はなんと言っても「ひば千人風呂」でしょう。大きな木造の混浴の浴室。女性には入りづらいからでしょうか、今は8時〜9時、21時〜22時は女性専用になっています。また、男女別の「玉の湯」という内湯もあります。
 湯はいわずと知れた乳白色の強酸性泉。なんとpHは1.9。猪口1ぱい飲むのが精一杯です。そんな濃い湯ですから、肌にはちょっときついかな?
酸ヶ湯

         

館内 売店
 今回はゆっくりと酸ヶ湯を楽しみたいと思って泊まりで訪れました。酸ヶ湯は旅館部だけでなく自炊部もある大きな宿、というか、自炊部の方が大きいと思える宿です。自炊客のための売店もあり、たくさんの荷物を持って行かなくても困らないようです。

        

千人風呂  ひば千人風呂の入口です。ご存じの通り、脱衣所は男女別ですが、浴室は混浴になっています。そのためか、浴室内の写真撮影は禁止されています。したがってこの先の写真はないので、あしからず…

 浴室には脱衣所を出てから階段を下りていきます。混浴なので、女性の脱衣所の前などには目隠しがあって配慮されています。
 階段を下りた前にあるのが「熱(ねつ)の湯」です。一番奥には「四分六分(しぶろくぶ)の湯」。横に「冷えの湯」「湯滝(うたせ)」があります。宿の方の話では、どの湯も源泉が違うそうで、「熱の湯」は湯船の底から湧いているそうです。
 「四分六分の湯」は100mほど離れた所に源泉があり、2つの源泉をブレンドしているのだそうです。「四分六分」の名のいわれはよく分からないそうですが、昔はその割合で湯を合わせてたのかもしれないとのことでした。
 「冷えの湯」は浸かるための湯ではなく、火照った体を冷ますためのかけ湯になっていて、ぬるい湯があふれていました。

      

玉の湯 玉の湯
 男女別の浴室の「玉の湯」は宿の中庭といった感じの場所に建っています。「ひば千人風呂」と比べるととても小さく、かわいらしいものです。湯船は5〜6人も浸かればいっぱいになってしまうくらいの大きさで、青みがかった乳白色の湯がかけ流しになっています。湯はちょいぬるめで、いつまでも浸かっていたくなる湯でした。

     

 今回は旅館部に泊まりましたが、食事は部屋食です。お膳で運ばれてきましたが、思っていたよりその食事の内容は盛りだくさんで、どれもおいしくいただくことができました。
 朝食は食堂でいただきますが、バイキング形式で好みのものを自由に選んで食べることができます。
(05.8)
夕食

     

泉  質 酸性・含二酸化炭素・鉄・硫黄−アルミニウム−硫酸・塩化物泉
泉  温 52.3度
風呂の種類 男女別内湯 混浴内湯
設備等 休憩室 食堂 駐車場
所在地 青森県青森市八甲田山中
電  話 0177−38−6400
交  通 東北本線 青森駅から29km、車1時間
営業時間
(日帰り入浴)
7時〜18時 入浴休憩は8時〜15時
(男女別内湯の「玉の湯」は9時〜17時)
料  金 入浴¥600 入浴休憩¥1000 宿泊¥8550〜
(00.8)(05.8)

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