相乗(あいのり)温泉
あいのり

相乗温泉は以前、ウォータースライダーやプールなどがあるレジャーランドとして有名な温泉でした。でも数年前に廃業してしまい、宿の跡が廃墟として残っていました。しかし、昨年相乗温泉の前を通ったら新しい施設を建てていたので、再開を期待していました。 　新しい施設（写真左）は小さな宿として０４年９月にオープンしたのだそうです。経営は以前と変わっているようで、以前のホテル（写真右）は有料老人ホームとして改装を進めているようです。また、写真には写っていませんが、宿の左にはグループホームという施設も造られています。

館内はできたばかりということもあってとてもきれいで、気持ちよく利用することができます。 　源泉は２つあるそうで、内湯には無色透明の湯が加水しながらかけ流しになっています。熱めの湯でしたが、そんなに特徴を感じる湯ではありませんでした。

外には岩造りの大きな露天風呂があります。こちらの方が湯もぬるめで長湯できそうでした。

もう１つの源泉が注がれた湯船は半露天風呂になっています。こちらの湯船はとても小さく、２人も浸かればいっぱいになってしまうくらいの大きさです。 　湯は赤い湯にように見えますが、湯の花が沈んでいるためで、よく見ると透明のようです。湯船の底や縁には湯の花がびっしりと付き、座るとお尻や手が真っ赤になってしまいました。また、タオルも真っ赤に染まってしまうので要注意です。 　湯はかけ流しになっており、口に含んでみるとしっかりと炭酸を感じます。そして金気味と共に甘みとしょっぱさが広がってくる印象的なもの。相乗温泉に行くなら、この湯に浸かるのを忘れないでほしいと思ういい湯です。湯上がりはいつまでもポカポカと熱いくらいにあたたまる湯でした。

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