後生掛温泉
本館
アスピーテラインの途中に建つ後生掛温泉。旅館部だけでなく、オンドルの湯治部が有名な宿です。宿の裏手は自然研究路になっていて地獄や泥火山が広がり、噴湯や噴泥を見ることができます。地獄を見ると、後生掛温泉がオンドルで有名なわけがよく分かります。 館内は旅館部、湯治部の宿泊客だけでなく、日帰りで湯に浸かりに来る人で大賑わいです。以前は別館の山水に泊まったのですが、今回はじっくりと大浴場の湯を楽しみたい思って本館に宿泊しました。 |
旅館部の小浴場です。こちらは旅館部に泊まらないと浸かれない湯です。木造りの小さな湯船は7〜8人が浸かれる大きさ。適温の湯がかけ流しになっていますが、源泉が熱いので加水しています。この浴室はあまり利用されていないようで、グレーの湯に浸かると、細かな灰色の湯の花が舞い上がってきます。ちょっと硬めの湯で、きりきりとした肌触りがしました。 |
大浴場は「温泉保養館」という別棟の大きな湯小屋となっていて、旅館部、湯治部ともに渡り廊下から行くことができます。日帰り入浴は湯治部の受付で入浴料を払って利用するようになっています。 大浴場は写真撮影が禁止となっているので、残念ながらその様子をお見せできません。メインとなる湯船は「神経痛の湯」と名付けられ、適温のグレーの湯がかけ流しになっています。隣には「火山風呂」と名付けられた5〜6人が浸かれる湯船がありますが、これはジャグジーになっています。 そして後生掛温泉で有名な湯の1つが「泥風呂」です。泥湯は全国的にも珍しいので、後生掛温泉を訪れたら、必ず浸かってみて下さい。濃いグレーの湯はかなりぬるめ。湯に浸かると、まったりとした感じで、湯船の底には量は少ないもののきめの細かな泥が溜まっています。手で撫でてみると、とてもすべすべしていて、思わず身体に塗りたくってしまいました。 他に「箱蒸し風呂」も浸かって?みてほしい1つです。顔を出して入る和製のサウナで、普通のサウナより顔が出ている分だけ楽です。 外には小さな岩の露天風呂もあります。こちらはちょっとぬるめで、長湯しやすいものでした。 たくさんの湯を楽しみながら、一晩を過ごしました。 |
以前はなかったと思うのですが、自炊部の入口に足湯ができていました。 |
夕食は大広間でいただきます。秋田名物のきりたんぽ鍋や曲がり竹の煮物、山菜の天ぷらなど山の幸が並びました。器も凝った物で、おいしくいただくことができました。 |
後生掛温泉を訪れると必ず食べるのが、この「黒玉子」。後生掛温泉の湯で作った温泉玉子ですが、箱根の大涌谷で売られている温泉玉子と同様に真っ黒なゆで玉子になっています。白い温泉玉子と味は変わらないと思いますが、話の種にでも食べてみて下さい。 |
泉 質 | 酸性−単純硫黄泉 |
泉 温 | 88.4度 |
風呂の種類 | 内湯 泥風呂 箱蒸し風呂 蒸気サウナ うたせ 露天風呂 |
設備等 | 休憩室 食堂 売店 駐車場 |
所在地 | 秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林内 |
電 話 | 0186−31−2221 |
交 通 | 東北自動車道 八幡平I.C.から28km、車1時間 |
営業時間 (日帰り入浴) |
7時〜19時(入浴休憩は7時〜16時) |
料 金 | 入浴¥400 入浴休憩¥700(大広間)、¥1500(個室) 宿泊¥9600〜 (06.8)(06.10) |