青荷温泉
10年ほど前に泊まったことのある青荷温泉を再訪しました。以前は宿の前まで車で行くことができたのですが、少し上にある駐車場で車を降りなければならなくなっていました。その答えはのちほど… 宿は以前とは変わらないようです。ランプの宿として有名で、日帰りで温泉を楽しみに来る人も多いようでした。 |
フロントのある本館の隣にある「水車館」にある内湯です。木造りの浴室と湯船。なんかホッとする雰囲気です。無色透明の湯があふれていました。 館内にはランプが所狭しと掛かっています。夜になって点された幻想的な灯りを思い出してしまいました。きっとこの灯りを求めて泊まる人が多いのでしょう。 |
本館から吊り橋を渡って行くと、「竜神の湯」と呼ばれる湯小屋があります。脱衣所は男女別ですが、湯船では混浴となっています。窓からは「竜ヶ滝」を望むことができ、のんびりした時が流れていきました。湯は無色透明。湯の中には赤い色の湯の花がたくさん舞っていました。 2年ぶりに訪れた青荷温泉ですが、驚いたことにこの「竜神の湯」がなくなっていました。宿の方に聞いてみると、湯小屋などが痛んできたので、修理を考えたのだそうですが、お金がかかりすぎるので修理を諦め、新しい湯小屋を造ることにしたのだそうです。 (06.8) |
新しい湯小屋は「滝見の湯」と言い、2階には客室も造られています。2005年10月にできたばかりで、木の香も気持ちよく、いい気持ちで湯に浸かることができました。 内湯は7〜8人が浸かることのできる大きさで、わずかに白濁りのある透明な湯。ちょっと熱めです。 外に出ると岩造りの露天風呂があります。名前の通り、目の前には竜ヶ滝が流れ落ち、ゆったりとした気分で湯に浸かれます。ちょっとぬるめで、いつまでも浸かっていたくなりました。 |
青荷温泉というと、この露天風呂が一番有名ではないでしょうか?訪れる人のほとんどがこの湯に浸かるに来るようです。でも、混浴。女性はちょっと尻込みしてしまうかも知れません。そのためか、宿泊客の利用する時間だけでなく、日帰りの時間にも女性専用時間が設けられています。女性はその時間を狙って訪れてみてはいかがでしょうか? 新しく「滝見の湯」ができたからか、女性専用時間がなくなっていました。また、一番人気だったこの露天風呂ですが、今回はこの湯に浸かっている人は少なく、ほとんどの方が「滝見の湯」に浸かっていました。また、奥には「子宝の湯」と名付けられた樽風呂と小さなうたせ湯もあります。 (06.8) |
宿の前に新しく「健六の湯」と呼ばれる湯小屋ができていました。以前は駐車場だったところです。そのために駐車場の場所が変わったんですね。 湯小屋の中に入ると、ヒバの香りが漂い、とても気持ちが和らぎます。浴室の中も総ヒバ造り。他の湯に比べてちょっと熱めの湯ですが、この湯が一番気に入りました。 |
夕食は大広間でいただきます。陽が暮れゆく中、ランプの灯りは心許なくどんな物が並べられているか分からないのはちょっと不安?山菜を中心とした食事でしたが、どれもおいしくいただくことができました。 |
食堂ではか細い灯りにどうしようかと思っていましたが、陽が落ちてみるとランプの灯りもけっこう明るく感じます。でも、ランプの宿で困るのは、夜が長いこと!当然テレビなんてありません。湯に浸かるか、寝るしかやることはありません。夜の長い都会生活に慣れた者にとっては辛いかもしれませんが、人間本来の生活はこういうことかもしれません。子ども時代に返って9時には寝てしまうと言う、健康的な一晩を過ごしました。 (06.8) |
泉 質 | 単純温泉 |
泉 温 | 水車館・健六の湯 … 41.7度 竜神の湯 … 46.5度 露天風呂 … 48.2度 滝見の湯 … 48.1度 |
風呂の種類 | 男女別内湯 男女別露天風呂 混浴露天風呂 |
設備等 | 食堂 駐車場 |
所在地 | 青森県黒石市大字沖浦字青荷沢滝ノ上1−7 |
電 話 | 0172−54−8588 |
交 通 | 東北自動車道 黒石I.C.から18km、車45分 |
営業時間 (日帰り入浴) |
10時〜15時 |
料 金 | 入浴¥500 宿泊¥9000〜 (04.8)(06.8) |