野沢温泉
熊の手洗(てあら)湯
野沢温泉には旅館やホテルもありますが民宿が多く、なんだかホッとする雰囲気を持つ温泉街でした。この野沢温泉には13の外湯(共同浴場)があり、「湯仲間」という地元の方々の組織が管理運営しているのだそうです。地元の方々のための施設を一般にも開放してくださっているので、マナーを守って利用したいものです。 今回の湯めぐりでは、この13ある外湯の中から熊の手洗湯、上寺湯、麻釜の湯、大湯、河原湯、横落の湯の6つ外湯を廻ってきました。 熊の手洗湯は、手負いの熊が猟師に教えたと言う、野沢温泉発祥の湯とも言われる湯だそうです(他説もあるそうです)。ちょっと鄙びた感のある昔ながらの造りに思わずにんまり。 |
男女別の浴室は、脱衣所と浴室が一緒の昔ながらの造りです。コンクリート打ちっ放しの簡素な湯船は2つに仕切られ、熱めの湯と適温の湯がかけ流しになっています。 湯は無色透明。わずかに玉子臭がし、白い糸状の湯の花も浮かんでいます。湯を飲んでみましたが、特に味は感じませんでした。他の外湯は熱めの湯でしたが、熊の手洗湯はそんなに熱くなかったこともあり、のんびりと過ごすことができました。今回廻った外湯の中では一番のお気に入りの湯となりました。 |
熊の手洗湯のすぐそばに「洗濯場」と書かれた共同浴場のようなものがありました。中を覗いてみると、10人ほどが浸かることのできる湯船?があります。中にはちょっとぬるめの湯があふれていました。知らなければ湯船と思って浸かってしまうところですが、ここは地元の方々の衣類や食材を洗うための正に「洗濯場」です。間違ってもこの湯には浸からないようにしましょう。 (^o^) |
泉 質 | 単純硫黄泉 (源泉…熊の手洗湯) |
泉 温 | 43.3度 |
風呂の種類 | 男女別内湯 |
設備等 | 何もありません |
所在地 | 長野県下高井郡野沢温泉村 |
電 話 | なし |
交 通 | 飯山線 戸狩野沢温泉駅から8km、車20分 |
営業時間 | 5時〜23時(4月〜10月) 6時〜23時(11月〜3月) |
休業日 | ? |
料 金 | 寸志 (02.11) |