長門湯本温泉
恩湯(おんとう)

       

 音信(おとずれ)川沿いに宿が連なる、長門湯本温泉。しっとりとした温泉情緒の残る温泉街です。今回は、長門湯本温泉を紹介する記事に必ずと言っていいほど写真が掲載される「恩湯」に寄ってきました。写真ではよく分からないかも知れませんが(まわりの雰囲気も知ってもらいたくて、引き気味に撮ってみました)、左手にある寺社造りの建物です。屋根にはネオンというよりも電飾と言った方が似合いそうな「湯本温泉」の文字。夜にはどのような灯りを点すのでしょうか?ちょっと見てみたい気がします。 恩湯

 

内湯  浴室の中に入ると、10人ほどが浸かることのできる湯船が2つ。よく見ると、石張りではなく、切り出した石を組み合わせて造った手の掛かったもの。こんな湯船には初めてお目にかかりました。ここに無色透明の湯が蕩々と注がれています。
 そして湯に浸かってさらにびっくり。かなり深い湯船なんです。湯船の端がイス状になっていてそこに腰掛けるとちょうどいいくらいです。
 湯はかなりぬるめで、ふわっとした感じ。肌にやさしい湯で、すべすべします。湯口の湯を飲むと、玉子臭と共に玉子味がします。ぬるく、やわらかい湯に浸かっていると、身も心もとろけていきそうでウトウトとしていまいました。もっと浸かっていたいと思いながら、先を急がなければならないので、後ろ髪を引かれる思いで恩湯を後にしました。

          

 恩湯のすぐ上に「礼湯(れいとう」があります。「恩湯(下湯)」「礼湯(下湯)」と案内板に記されているのですが、これはその位置関係から来ているのではないかと思いました。
 礼湯は改装のためしばらく休業していたとのことですが、この8月から再開したようです。しかし、訪れたのは休業日(第3火曜日)。次に訪れる時は、礼湯の湯にも浸かってみたいものです。
礼湯

                 

泉  質 アルカリ性単純温泉
泉  温 39.2度
風呂の種類 男女別内湯
設備等 休憩室 駐車場
所在地 山口県長門市深川湯本温泉
電  話
交  通 美祢線 長門湯本駅から1km、徒歩10分
営業時間 6時〜23時 (12月〜3月は6時30分から) 休憩は9時〜16時
休業日 第1火曜日
料  金 入浴¥140 休憩¥100
(02.8)

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