北温泉
北温泉旅館

            

北温泉旅館  那須でも鄙びた風情を残すことで有名な北温泉。10年ぶりの再訪です。那須高原道路(ボルケーノハイウェイ)から北温泉への道を下り、駐車場に車を停めて5分ほど歩くと北温泉の建物が見えてきます。一部手入れをされたところもあるようですが、木造3階建の宿は以前のままどっしりとした風格を漂わせていました。
 館内に入ると、裸電球だけの薄暗い世界。そんな中にクラシカルな調度品が至る所に展示されたり、温泉神社があったりと異空間に踏み込んでしまった錯覚を受けてしまいます。部屋も昔ながらの造りで、hiroが泊まった部屋は鍵もかかりませんでした。一般的な温泉宿をイメージして行くとがっかりするかも知れません。ゆったりとした時間を過ごすために訪れたい宿です。
館内 館内

               

温泉プール  北温泉の名物はなんと言ってもこの大きな露天風呂。駐車場から宿を目指して歩いて行くと、宿と共にまず目に入ってきます。15m×10mと、とても大きく、深さも普通の湯船よりも深めでプールのよう。実際、宿では露天風呂とは呼ばず「温泉プール」と言っています。隣には子ども用の3m×5mの小さなものもあります。以前訪れた時にはなかったすべり台が子ども用プールにできていました。温泉プールなので水着着用もO.K.です。hiroが宿に着いた時には日帰りのお客さんでしょうか、家族連れの方が楽しそうに遊んでいました。
 ドバドバとあふれている湯は緑がかったもの。プールとしてはかなり熱めなので、実際に競泳なんかするのは無理ですが(そんなことする人いないか…)、家族で水遊びするのに最適です。湯として楽しみたい時には、やはり泊まりで訪れ、夜、星空を眺めながら浸かるのが最高です。

                   

 温泉プールの隣に建つ湯小屋が「相の湯」です。昔ながらの湯小屋の造りで、男女別の内湯となっています。温泉プールを利用する時の脱衣所としても利用します。
 4〜5人くらいが浸かることのできる小さめの湯船にはもったいないくらい湯があふれています。洗い場はちょっと赤っぽく変色していました。夜、一人で湯に浸かっているとしんみりとしてしまいます。
相の湯

                   

天狗の湯  「温泉プール」と並ぶ北温泉の名物の「天狗の湯」です。混浴なんですが、廊下が脱衣所となっていて、初めて訪れた時はびっくりしたものです。女性用の脱衣所も無いので、女性には入りづらいところだと思います。
 無色透明の湯がものすごい勢いであふれており、北温泉の湯量の豊富さをつくづく感じさせてくれます。ちょっと熱めの湯ですが、この独特の雰囲気は他では味わえないもの。宿を出るまでの間、何回も浸かってしまいました。「天狗の湯」は子宝の湯として有名なのか、子どもができることを願う絵馬が数多く奉納されているのが印象的でした。

 「天狗の湯」のすぐ上には湯滝があります。かなりの勢いで流れ落ち、痛いくらいでした。

 さらにその上には小さな家族風呂?もありました。手前が浅くなっていて、寝湯となっています。
湯滝 家族湯

                           

 以前はなかった男女別の露天風呂「河原の湯」ができていました。新しいだけに他の浴室のような鄙びた雰囲気はなく、現在に引き戻されてしまったような印象を受けてしまいました。
 余笹川の砂防ダムを望みながら浸かる湯は開放感たっぷり。「河原の湯」を訪れる人も少ないようなので、のんびりとするにはいいところです。

 他に女性専用の内湯「目の湯(芽の湯)」があります。宿の一番高いところにあり眺めがよさそうですが、男であるhiroはもちろん浸かることができず残念でした。
河原の湯

                     

夕食  夕食は刺身、鮎の甘露煮、鳥のフライ、煮物、酢の物などの家庭料理です。¥7500〜9500と手軽に利用できる料金なので贅沢は言えません。湯治をすること考えると、こういった家庭料理の方が飽きないでいいのかも知れません。
 なお、宿泊料は3段階ありますが、料理は全て同じものだそうです。違いは部屋だけなのだそうです。湯を楽しみに行くのなら、一番安い部屋でいいかも知れませんね。

                    

泉  質 単純温泉
泉  温 55.9度
風呂の種類 男女別内湯 混浴内湯 女性専用内湯 男女別露天風呂 温泉プール
設備等 駐車場
所在地 栃木県那須郡那須町湯本151
電  話 0287−76−2008
交  通 東北自動車道 那須I.C.から18km、車40分 徒歩5分
営業時間
(日帰り入浴)
6時〜18時 (休憩は10時〜16時)
料  金 入浴¥700 宿泊¥7500、8500、9500
(02.6)

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