三斗小屋温泉
煙草屋旅館

       

地図  以前から訪れてみたかった三斗小屋温泉。今回、念願かなって友人と一緒に訪れることができました。
 三斗小屋温泉はご存じのように歩いてしか行くこのできない山の湯です。そんなにハードなコースではありませんが、行かれる方はそれなりに準備して行かれることをお勧めします。
(左の地図をクリックすると大きな写真が表示されます。)

 

牛ヶ首 噴煙
 三斗小屋温泉への道はいくつかありますが、今回選んだのはロープウェイに乗り、山頂駅から牛ヶ首−峰の茶屋-非難小屋−沼原分岐−三斗小屋温泉の比較的楽なコースです。
 ロープウェイの山麓駅から山頂駅まではわずか4分。しばしの空中散歩を楽しんだ後はいよいよ登山の始まりです。訪れた日が雨だったので那須連山の景色を楽しみながら歩くことができなかったのが残念でした。
 山頂駅から歩き始めると最初は急な登りですが、そこを過ぎれば峰の茶屋までほとんど平坦な道。でも、途中には噴煙地帯もあるので注意、注意!
 峰の茶屋付近は強風の名所だそうですが、幸いにも風はほとんど無く快調に歩くことができました。
 峰の茶屋から三斗小屋温泉までは下り道。楽なようですがけっこう大きめな石がたくさん転がっているのでちょっと歩きづらかったです。途中、延命水と名付けられた湧き水がありました。ちょっと疲れた体に、勇気づけられる天の恵みとなりました。
 
 山頂駅から峰の茶屋まで1時間、さらに三斗小屋温泉まで1時間と2時間ほどで歩くことができました。
登山道 延命水

          

 三斗小屋温泉から帰る日はラッキーなことに晴れ!途中、素晴らしい眺めを望むことができました。でも、峰の茶屋までは行きの楽な下りから一転して登りの連続。ちょっと疲れました。そのため、帰りは3時間ほどかかってしまいました。

         

 2時間歩いてようやく着いた三斗小屋温泉。宿は2軒ありますが、泊まったのは煙草屋旅館。旅館とはいうものの山小屋そのものの佇まいです。期待して行くとがっかりするかもしれません。でも、登山客で満員状態。山登りの後の温泉は最高に気持ちいいと、山やさん煙草屋旅館は知っているんでしょう。
 なお、以前は日帰り入浴も受け付けていたそうですが、現在は日帰り入浴は受け付けていません。行かれる方はご注意を!
煙草屋旅館

                           

露天風呂  煙草屋旅館の湯で有名なのはなんといっても露天風呂!宿の上に造られた岩造りの湯に浸かると、山登りの疲れもどこかにいってしまいます。着いた日は雨模様だったので那須の山々を望むことができなかったのが残念でした。でも、翌日は晴れて、素晴らしい景色露天風呂を望むことができ、ラッキーでした。
 なお、露天風呂は混浴ですが、17時〜19時は女性専用になるので、混浴が苦手な女性も安心して露天風呂の湯に浸かることができます。

                        

 宿の中には混浴の内湯と女性専用の内湯があります。混浴の内湯は「共同浴場」と名付けられています。露天風呂と異なり木造りの浴室。東北の共同浴場に来たような風情でなかなか趣があります。露天風呂もよかったのですが、この内湯が気に入りました。
 露天風呂の湯は赤っぽい湯だったのですが、内湯は白みがかった透明。同じ湯だと思うのですが、成分に鉄が含まれているようなので、湯船の大きさの違いで色が変わっているのかもしれません。なお、「共同浴場」は18時〜19時が女性専用となります。
内湯

             

夕食 朝食 山の宿らしく、豚肉のショウガ焼き、鮎の甘露煮など食事は簡素なもの。宿の方が食材をすべて担ぎ上げているようなので贅沢なんか言えません。山登りで疲れた体にはすべてのものがおいしく、ごはんを3杯も食べてしまいました。
 朝食もサンマの蒲焼きや漬け物など、簡素なものでしたが、温泉玉子が出たのがうれしかったです。
 
 夕食の後は自家発電が21時に切られてしまいます。ちょっと長い夜になりそうですが、疲れた体にちょうどいい安息の時間となりました。

                

泉  質 炭酸カルシウム鉄泉
泉  温
風呂の種類 混浴内湯 女性専用内湯 混浴露天風呂
設備等 何もありません
所在地 栃木県黒磯市三斗小屋温泉
電  話 080−589−2048(衛星電話)
0287−69−0882(連絡所)
交  通 東北自動車道 那須I.C.から19km、車40分で那須岳ロープウェイ山麓駅 ロープウェイ山頂駅から徒歩2時間
休業日 冬期休業
料  金 宿泊¥7500 (日帰り入浴不可)
(03.7)

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