甲子温泉
大黒屋
さわやかな高原にある新甲子温泉から阿武隈川の淵に一気に下り、4kmほど進んだところに建つのが甲子温泉です。自然に囲まれ、周囲には何もない山の一軒宿。ここまで来ると秘湯の趣が強く漂ってきます。 秘湯といった雰囲気の所に建つ大黒屋ですが、施設は立派なもの。観光目的で訪れてもゆったりと過ごすことができます。 |
目的の温泉は宿とはちょっと離れた湯小屋に湧いています。宿の地下通路を通り、さらに阿武隈川に架かる橋を渡って行きます。右の写真がその湯小屋ですが、雑誌などに紹介されている写真からはこれが宿だと思いこんでいました。 |
甲子温泉で有名なのはこの大岩風呂。混浴なので女性には利用しづらいかもしれませんが、泊まれば19時30分〜21時、5時〜6時が女性専用となります。 名前の通り、本当に大きな湯船で、30人以上が浸かることのできる大きさです。ちょっと深めで、深さは80cmほど。立って浸かるのが本当?でも、湯船の端は腰をかけることができるようにイス状になっています。 湯船には本当にきれいな無色透明な湯が蕩々とあふれています。ちょっとぬるめで、やわらかい湯はとても気持ちよく、いつまでも浸かっていたくなるほどでした。 |
大岩風呂の隣には女性専用の浴室もあります。8人ほどが浸かることのできる大きさで、大岩風呂と比べるととても小さいものですが、大岩風呂とそっくりに造ってあります。大岩風呂が女性専用時間の間は男性用になります。 |
大岩風呂の横には温泉プールもあります。湯?に触ってみましたが、大きな分かなりぬるめで訪れた時期には浸かるのははばかられるほど。きっと夏には子ども達が歓声をあげてこのプールで遊ぶのでしょう。家族連れで訪れても楽しめることと思います。 |
夕食は鯉のあらいや山菜など地のものを使ったものが並びました。とても素晴らしい湯に浸かった後の食事はとてもおいしかったです。 |
甲子温泉は白河藩主、松平定信が愛した所でもあったそうで、この勝花亭は松平定信の別荘だったそうです。交通不便な時代にこの甲子温泉まで訪れるのは相当難儀だったと思われますが、それでも幾度となく訪れたということは、四季折々の自然や温泉が素晴らしかったからではないかと思いました。 |
以前とはうって変わったお洒落な建物に変わっていました。聞けば、10年ほど前に建てかえたそうです。 |
入浴料を支払い、内階段を通って大岩風呂に向かいます。階段の手前に新しく男女別の内湯、「恵比寿の湯」ができていました。こちらは13時からは掃除に入るとのことなので、日帰りで訪れる時は、午前中から訪れる必要があります。大岩風呂とは源泉が異なるとのことなので、こちらの湯にも浸かってみたいです。 |
大岩風呂のある建物は以前と変わっていないようですが、きれいに改装されているようです。 |
大岩風呂は以前と変わらず、静かに無色透明の湯を満たしている。ややぬるめで、いつまでも浸かっていたくなるほどよい柔らかな湯は身体が蕩けていきそうな感じがして、時間が過ぎるのを忘れさせてしまう。ほのかな暗さも時が過ぎるのを忘れさせてしまう要因かも知れない。 全天球写真はこちら。 |
泉 質 | 石膏泉 |
泉 温 | ? |
風呂の種類 | 混浴内湯 女性専用内湯 男女別内湯 |
設備等 | 温泉プール 駐車場 |
所在地 | 福島県西白河郡西郷村大字真船字寺平1 |
電 話 | 0248−36−2301 |
交 通 | 東北自動車道 白河I.C.から20km、車50分 |
営業時間 (日帰り入浴) |
10時〜17時 |
休業日 | 11月中旬〜4月上旬 |
料 金 | 入浴¥700 入浴休憩¥1050 宿泊¥12000〜 (03.6)(18.5) |