銀山温泉
小関館
「おしん」の舞台となった銀山温泉。江戸時代には銀山として栄えた町だったそうですが、銀が採れなくなると湯治場として栄えるようになったそうです。現在の温泉街は木造の3〜4階建の宿が建ち並び、情緒ある温泉街になっています。昔ながらの宿は大正時代に銀山川の洪水があり、その後大正から昭和初期にかけて建てられたものだそうです。当時の繁栄の様子がうかがえます。なお、この景観を保存するため、温泉街には車は進入できません。温泉街の入口の駐車場に車を置いて行かねばならないので、車で行く方はご注意を! hiroが泊まったのは小関館。以前、温泉の本で小関館のことを知り、ぜひ行ってみたいと思っていたところです。木造3階建で、館内は時代劇に出てくる旅籠のような感じ。床も軋むし、お隣さんとはふすま1枚で仕切っただけの部屋です。プライバシーを大切にしたい人にはお勧めできませんが、たまにはこんな宿に泊まってみるのもいいもんです。 |
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以前は混浴だったという浴室も現在は男女別となっています。ちょっと小さめの浴室ですが、大正時代に造られたものだそうで、当時はかなり凝ったものだったろうと思われます。 湯はわずかに白く濁りがあり、硫黄臭がします。手前の岩が湯口のようになっていますが、実際は湯船の中に湯口があり、かけ流しになっています。湯口に周りには黄色味がかった湯の花が沈んでいます。けっこう熱めの湯で、湯上がりは汗が引きませんでした。 |
食事は広間でいただきます。鮎の塩焼き・刺身、鯉のうま煮・あらい、揚げ物、牛の陶板焼き… 食べきれいない位の内容でした。特に小関館オリジナルという白雪豆腐は、ごまだれ味でとてもおいしかったです。¥10000でこれだけの内容があれば大満足です。 |
温泉街の入口に建つ銀山荘。銀山温泉で一番大きな観光旅館です。この宿は小関館の別館ということで、小関館の浴衣を着ていけばこの宿の湯にも浸かることができます。日帰りで行くと¥500ということなので、ちょっと得した気分です。浴室には内湯の他に露天風呂、寝湯(残念ながらこれは白湯)もあり、散歩のついでに寄ってみるといいかも知れません。 |
温泉街の入口には足湯があります。誰でも無料で利用することができるので、散歩の途中に浸かってみるといいかも知れません。また、小関館の斜め前には共同浴場の大湯もあります。 |
泉 質 | 硫黄泉 |
泉 温 | 63.2度 |
風呂の種類 | 男女別内湯 |
設備等 | 駐車場 |
所在地 | 山形県尾花沢市銀山新畑412 |
電 話 | 0237−28−2188 |
交 通 | 奥羽本線 大石田駅から18km、車45分 |
営業時間 (日帰り入浴) |
10時〜15時 |
料 金 | 入浴¥500 宿泊¥10000 (01.8) |