黒森鉱泉

増富ラジウム温泉から山を隔てたところにある黒森鉱泉に行ってきました。前から一度行きたかったところですが、なかなか行く機会がありませんでした。今回増富温泉に行くことになったので、電話で確認したところ、朝来て欲しいとのことで、早朝、６時３０分に行くことになりました（昼間はいないこともあるので、電話で予約していった方が確実です）。 　 増富温泉から車で３０分ほど。朝早く行くのは、けっこうつらいものがありました。こんな道をほんとに行くの？といったところに黒森鉱泉はあります。宿というよりも、普通の民家といったたたずまいです。でも、宿のおばさんはとてもいい人で、歓迎してくれました。

離れが湯小屋になっています。浴室は１つで、湯船も１つしかありません。手前は源泉を貯めておくところのようで、奥が湯船になっています。湯はうすい赤さび色。湯を口の含むと炭酸を感じます。湯は鉱泉なので沸かしていますが、普通の釜では湯の成分ですぐに痛んでしまうので銅でできた五右衛門風呂になっており、薪で沸かしているそうです。沸くまでに３時間ほどかかるとのこと。ということは、３時過ぎから沸かしてくださっていたことになり、頭が下がりました。

宿の裏手を整地した際に新しい湯が湧きだしたそうで、右の写真が新しい源泉です。元々の源泉は宿の中にあり、現在は２つの湯を混ぜて使っているそうです。 　 鄙びた中にとても印象的な湯にとても満足しました。次は泊まりでじっくりとこの湯を楽しみたいと思いました。

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