増富温泉
不老閣

以前、日帰り入浴で行ったのですが、どの宿も清掃時間となっており未入湯になっていた増富温泉。一度は体験したい湯の一つでしたが、不老閣に宿泊することができ、ようやく湯に浸かることができました。 　 増富温泉へはかなり狭い渓谷沿いの道を走らなければならないので、車で行く方は注意してください。	不老閣の食事は、山の宿とはいえ、ボリュームもありとても満足のできるものでした。 　 不老閣は旅館部の他に自炊部もあり、湯治も可能です。

こちらは館内にある内湯です。薄い赤さび色の源泉と無色透明の加熱した湯があります。源泉は冷たいですが、それほどの冷たさではありません。じっくりと源泉に浸かり、加熱した湯に浸かると気持ちいいです。

不老閣裏手の山の上にある岩風呂のある建物です。ちょっとした山荘の雰囲気です。 　 この岩風呂は宿泊者のみが利用でき、さらに貸し切りになっているので、フロントで鍵を借りて入ることになります。	鍵を開けて湯小屋の中に入ると、左右に２つの浴室があります。左手の浴室には冷えた体を温めるための２つの加熱した湯船と源泉、そして飲泉用の貯水槽があります。そして、右手の浴室にはお待ちかねの岩風呂があります。

これが有名な岩風呂です。３人も入ればいっぱいという小さなものです。湯船の上には大きな岩が覆っており、今にも落ちてきそうでした。でも、この岩からも天然ラジウムが出ているそうです。 　 湯？温は２０度くらい。冬のこの時期、長時間浸かっているのはつらいものがありました。湯船の左側からポコポコと源泉が湧いてきています。この湯にしばらく浸かり、加熱した湯に浸かり直すと、毛穴が開いていき、湯の成分が体に染み渡っていくのが分かり、生きているな〜、という実感がわいてきました。 　 不老閣に行かれるなら、ぜひこの湯を体験して欲しいと思います。

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