ほとけ沢温泉
東龍館

ぬるめの温泉がドバドバにかけ流しになっているいい温泉があると聞き、訪れたいと思いました。でも日帰り入浴不可の宿だそうなので泊まってみることにしました。訪れた東龍館は東北本線の乙供駅のすぐそば。地方としてはけっこう大きめの宿です。聞けば、元々は結婚式や宴会目的に始めた宿だそうで、２７〜８年前に井戸を掘ったら温泉が湧いてしまったのだそうです。そんな由来なので温泉宿としてやっていくつもりはないそうです。でも最近になって温泉好きの人達からいい湯だと言われて、かなり戸惑っているとのことでした。

浴室は０７年秋に新築された総青森ヒバ造り。浴室の前からヒバのいい匂いが漂ってきます。湯船は５〜６人が浸かれる大きめのものと２人も浸かればいっぱいになってしまう小さなものが隣り合わせに造られています。きれいなウーロン茶のような湯はもったいないくらいにドバドバとかけ流しになっています。 　大きめの方は源泉そのままのようで、かなりぬるめの湯。浸かるととてもぬるぬるした感触で、泡が身体にまとわりついてきます。浸かっているといい気持ちになってきていつの間にかウトウトしてしまいました。小さな湯船は蛇口を捻ると加温した湯が流れ出し、熱めの湯を楽しむことができるようになっています。 　宿を出るまでの間、何度も湯に浸かってこの素晴らしい湯を堪能しました。また浸かりたい湯の１つとなりました。

食事は食堂でいただきます。そんなに豪華なものではありませんが十分においしくいただくことができました。

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