四万温泉
四万たむら

       

 温泉情緒漂う四万温泉。四万温泉は温泉口、山口、新湯(あらゆ)、日向見の4つの地区に分かれていますが、「四万たむら」は新湯地区の突き当たりといった場所にあります。新湯地区にはスマートボール屋さんや土産物屋などが立ち並び、一番温泉場情緒を感じさせます。

 「四万たむら」は高級旅館でお泊まりするには敷居が高いのですが、日帰りでも湯に浸かることができると聞き訪れてみました。でも、ちょっと高めなのは仕方ないかな?宿の方の対応も高級旅館らしく日帰り客にも丁寧に対応してくださいました。
 「四万たむら」は大きな宿で、門を入り、少し坂を上るとようやく茅葺き屋根の玄関が見えてきます。館内も広く、賽陵館、水涌館、木涌館、金涌館、花涌館といくつかの建物が迷路のようにつながっています。浴室も離れていくつもあるので、館内図でよく確かめてから湯めぐりをした方がいいと思います。
四万たむら

 

賽陵(さいりょう)館
甍の湯 幻の湯 竜宮
 玄関を入って右手の奥に建つのが賽陵館です。ここには客室はなく、内湯の「甍の湯」と露天風呂の「幻の湯 竜宮」、「森のこだま」があります。
 「甍の湯」は館内でも一番大きな内湯で、1階が男性用で2階が女性用になっています。浴室は広く、湯温の違う湯船があります。全部で30人以上は浸かることができそうです。9時30分から13時までは清掃のために利用することはできません。
 「甍の湯」の外には四万川に面した岩造りの露天風呂、「幻の湯 竜宮」があります。開放的な湯船ですが、利用する人は少ないようです。

          

森のこだま  「甍の湯」の奥に一番人気がありそうな露天風呂「森のこだま」があります。こちらも1階が男性用で2階が女性用になっています。
 露天風呂といっても大きな屋根がかかった半露天風呂で、目の前に四万川を望むことができます。
 湯はわずかに濁り感のある透明なもの。ふんわりとやわらかい湯で、のんびりと湯に浸かることができました。

         

金涌(きんよう)館
岩根の湯 岩根の湯
 玄関のある金涌館の1階に内湯と蒸し風呂がある「岩根の湯」があります。時間が少なかったので、こちらの湯には浸かりませんでした。また、この金涌館には貸切風呂の「クリスタル風呂」もあるそうです。

 金涌館のお隣、木涌館には内湯の「御夢想の湯」と露天風呂の「甌穴の湯」がありますが、残念なことに改修中とのことで利用することはできませんでした。

                           

花涌(かよう)館
翠の湯  玄関を入って左手の奥に花涌館があります。花涌館はちょっと古めの施設ですがその分利用しやすい料金となっています。
 花涌館へは木涌館から連絡地下道を歩いて行きます。ちょっと複雑なので迷わないように注意!
 花涌館の浴室は「翠の湯」と呼ばれるこぢんまりとしたもので湯船が1つだけのシンプルな造り。湯船の底は簀の子になっていて、その隙間から湯が湧きだしているようです。ちょっと気になる湯船でしたが、時間がなくて浸かることはできませんでした。

    

木涌(もくよう)館
プール ジャグジー
 賽陵館のお隣、木涌館のテラスには「さくらプール」と呼ばれるプールがあります。こちらはもちろん水着着用ですが、プールだけでなくジャグジーや寝湯。そして足湯があります。小さな子どもがいる家族連れでのお泊まりにはいいかもしれません。

 なお、「四万たむら」の系列に「四万グランドホテル」があり、宿泊だけでなく日帰りでも利用できるそうです。
足湯

     

泉  質 ナトリウム・カルシウム−塩化物・蓚酸塩泉
泉  温 76.1度
風呂の種類 内湯 露天風呂 蒸し風呂 貸切風呂
設備等 ロビー 軽食 駐車場
所在地 群馬県吾妻郡中之条町大字四万4180
電  話 0279−64−2111
交  通 関越自動車道 渋川伊香保I.C.から39km、車1時間30分
営業時間
(日帰り入浴)
10時〜15時
料  金 入浴¥1680 宿泊¥16950〜
(07.5)

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