塩の湯温泉
明賀屋本館

       

明賀屋本館 太古館
 塩釜温泉の手前を八方ヶ原方面に向かったところに湧く、塩の湯温泉。2軒の宿しかない、しっとりとした小さな温泉です。明賀屋本館の名物はなんといっても昭和8年に建てられた和洋折衷の「太古館」と川岸にある露天風呂でしょう。10年ぶりに訪れたのですが、以前と変わらない佇まいを残していました。

 

 以前訪れた時の内湯は「太陽風呂(男湯)」と「月光風呂(女湯)」というものでしたが、改装され「太古の湯(男湯)」と「やすらぎの湯(女湯)」に変わっていました。
 浴室には20人くらいが浸かることのできるものと5〜6人が浸かることのできる、2つの湯船があり、赤みがかった緑色の湯があふれています。湯はちょっと熱めで、露天風呂では身体を洗うことができないので、身体を洗うときは内湯を使うことになります。
内湯

          

川岸露天風呂入口  川岸の露天風呂へは、内湯の横にある扉を出て、長い階段を下りていきます。下り始めの階段は恐ろしいくらいの急なもの。恐る恐る下りていきますが、この階段の長いこと!途中には休憩できるようにか、ベンチまでありました。途中にはお隣の柏屋さんの露天風呂への階段と交差する複雑な造りとなっています。
 階段の段数を数えてみると、湯船までなんと91段もありました。湯上がりがちょっと怖いです(^^ゞ ようやくたどり着いた川岸の露天風呂は、以前使っていた宿泊用と思われる建物の下にあり、独特の雰囲気を醸し出しています。
階段
階段 階段

         

川岸露天風呂 岩の湯
 川岸の露天風呂は鹿股川沿いにあります。手を伸ばせば、本当に届きそうな近さです。湯船は3つあり、一番奥には「岩の湯」と呼ばれる洞窟風のもの。その手前に「河原の湯」と呼ばれるコンクリートでできた湯船。その隣には「鹿の湯」と呼ばれる湯船があります。さらに、露天風呂の横には以前は内湯だったと思われる湯船もあります。
 湯はもちろんかけ流し。一番奥の「岩の湯」が一番熱く、手前の「鹿の湯」がぬるくなっています。ぬるめの「鹿の湯」に浸かっていると、ゆったりと時が過ぎていくような気がしてきました。

 夜訪れると、誰もおらずに貸切状態。真っ暗な川の流れからときおり響く河鹿の鳴き声が夏を感じさせてくれました。
洞窟風呂 夜の川岸露天風呂

                           

貸切露天風呂  以前はなかった貸切の露天風呂が2つできていました。この風呂はフロントで鍵を借りて利用します。
 2〜3人が浸かることができる湯船があるだけですが、川岸の露天風呂と違って高台にあるので、また違った景色を眺めながら湯を楽しむことができます。時間があったらこの湯も楽しんで欲しいと思います。

                          

 夕食は部屋でいただきます。ヤマメのお造り、鮎の塩焼き、那須牛の陶板焼きなど地のものを使った料理が並びました。どれもおいしく、残さずいただいてしまいました。 夕食

     

泉  質 含炭酸・ホウ酸弱食塩泉
泉  温 69度
風呂の種類 内湯 露天風呂 貸切露天風呂
設備等 ロビー 駐車場
所在地 栃木県那須郡塩原町下塩原353
電  話 0287−32−2831
交  通 東北自動車道 西那須野塩原I.C.から16km、車40分
営業時間
(日帰り入浴)
料  金 入浴休憩¥2000 宿泊¥10000〜
(04.6)

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