松之山温泉
鷹の湯

そんなに大きくはないものの昔ながらの温泉街の雰囲気を残す松之山温泉。歓楽的な温泉というより、湯治場的な雰囲気を感じさせる温泉場です。

温泉街の中ほどに日帰り温泉の鷹の湯があります。日帰り温泉としてはちょっと小さめの施設。休憩室もありますが、１０脚ほどのイスと４畳の畳敷きがあるだけの小さなもので、たくさんの人がくつろぐといったことはできません。でも、１時間程度の外出はできるので、外で食事などをして１日くつろぐことはできます。 　浴室に入ると、松之山温泉独特の油臭が漂ってきて、ちょっと嬉しくなってきます。内湯は１２人ほどが浸かることのできるタイル張りの湯船。無色透明の湯はかなり熱めです。 　外には７〜８人が浸かることのできる露天風呂があります。こちらの湯は適温で緑がかった色をしています。湯を舐めると、かなりしょっぱく、苦みを感じる印象的なものでした。

松之山周辺は棚田で有名で、美しい景色を望むことができます。写真愛好家の人もたくさん訪れ、思い思いに写真を撮っていました。稲が実る頃はさらに美しい景色を広がっていることでしょう。 　それにしてもこんな風景を見ていると、美しさを感じると共に、山の中に田んぼを開いた先人の「米」に対する苦労を思わずにはいられませんでした。

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