夏油温泉
元湯夏油
江戸時代の温泉番付で東の大関(昔は大関が最高位)になったという夏油温泉。今でも曲がりくねった狭い山道を走って行かなければならないのに、こんな山奥の温泉が昔からたくさんの人に知られていたなんて驚きです。 | この風景を初めて写真で見たとき、ずいぶんと宿がある賑やかな温泉街なのだなと思いました。でも、初めて夏油温泉に行ったとき、それは間違いだと分かりました。ここに並んでいる宿は自炊部なんです。元湯夏油の自炊部だけで4軒、他の自炊宿が1軒並び、とても賑やかです。自炊部に泊まっても食堂があるので、自炊しなくても大丈夫です。 |
夕食は部屋でとります。そんなに豪華なものではありませんが、曲竹?の焼き物がおいしかったです。 |
ここは本館にある白猿(しろさる)の湯。湯は無色透明。無味無臭の湯でした。浴室にはこのほかに飲泉のできる炭酸泉がありました。 カルシウム・ナトリウム−硫酸塩泉 67.6度 |
駒形館にある小天狗の湯。ここも無色透明の湯ですが、口に含むとあましょぱかったです。 ナトリウム・カルシウム・塩化物泉 63度 |
宿泊棟から渓流沿いの露天風呂に行く途中の坂道にある滝の湯。ここは主に女湯となっていますが、17時〜18時、10時〜11時は男性用になります。 含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物泉 54.8度 |
夏油で一番有名な露天風呂といったらこの大湯でしょうか。渓流沿いにあり、大きな湯船です。いつ行っても人でいっぱいでした。湯は乳白色。でも、とても熱い湯で、じっくりと湯に浸かっていることはできませんでした。 大湯は混浴ですが、17時〜18時、10時〜11時は女性専用になります。 ナトリウム・カルシウム−塩化物硫酸塩泉 59.8度 |
大湯にすぐそばにある疝気の湯。湯はうす白っぽく濁っています。ぬるめで長湯できそうな湯です。混浴です。 |
ここも渓流沿いの真湯。大きめの湯船、かすかに白く濁った湯で、ちょっと熱めの湯でした。ここも混浴です。 ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉 56.6度 |
真湯の対岸にある女(目)の湯です。ここの湯が一番ぬるく、長湯してしまいました。混浴ですが、17時〜18時、10時〜11時は女性専用です。 含炭酸土類石膏食塩泉 52度 |
ここは元湯夏油から少し離れたところにある洞窟むし風呂。誰でも無料で湯に浸かることができます。洞窟の入口に脱衣所があり、中に入って行くと、真っ暗。灯りが全くありません。暗闇の中、手探りで進んでいくとけっこう奥行きがあります。次第に目が慣れてきてまわりの様子も分かってきますが、暗いうちはやはり何となく不安感があります。 むし風呂となっていますが、特にむし風呂と言うほど熱くもなく、のんびりと湯に浸かれました。 |
設備等 | 休憩室 食堂 駐車場 |
所在地 | 岩手県北上市和賀町岩崎新田1−22 |
電 話 | 0197−67−3931 |
交 通 | 東北本線 北上駅から車40分 |
営業時間 (日帰り入浴) |
7時〜19時 営業は5月〜11月 |
料 金 | 入浴¥400 休憩¥1200 (00.8) |