修善寺温泉
独鈷（とっこ）の湯

修善寺温泉街のど真ん中、桂川の中にある露天風呂で、修善寺温泉発祥の湯といわれています。 　 すぐそばまで宿が迫っており、ここで入浴するのはかなり勇気が必要です。私も昼間に入る勇気はなく、朝の７時に行きました。宿泊している人もまだ起き出す前だったようで、時折、独鈷の湯に入りに来る人がいるだけという中で湯に浸かることができました。友人は夜も明けぬ４時に行きましたが、同じ思いの人が多く、かなりの混みようだったそうです。

独鈷の湯は写真のように岩造りの湯船です。湯は無色透明で、くせのないいい湯でした。聞いていた話ではかなり熱い湯ということでしたが、冬という時期と早朝ということだったからでしょうか、ちょい熱めというくらいでした。静まり帰った温泉街の中で入る湯は最高でした。 ※現在は観光施設となり、入浴は禁止となっているそうです。 （０６．８）

桂川の中にある独鈷の湯。以前から台風や増水時には独鈷の湯があることで水害を引き起こしていたそうです。地元では独鈷の湯を無くしたいけれど、修善寺温泉発祥の元となった独鈷の湯を無くすこともできず…　と言うことでジレンマを抱えていたそうです。そして平成１６年の台風２２号ではかなりの洪水を引き起こしたことで、独鈷の湯を移設し、水害防止の工事を合わせて行うことになったそうです。現代の工事技術は素晴らしいもので、独鈷の湯そのものを１９ｍほど下流に移動してしまったのだそうです。新しい？独鈷の湯は２００９年７月に工事が完了し、再公開となったとのことです。

以前と変わらない独鈷の湯。現在は湯に浸かることはできなくなり、足湯として利用されています。 （０９．９）

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