勝浦温泉
ホテル浦島

       

ホテル浦島 渡船
 話には聞いていたホテル浦島。ついに泊まってしまうことになりました。ホテル浦島は紀伊勝浦の駅からもさほど離れていない勝浦港に面して建つ宿です。洞窟風呂の忘帰洞で有名です。てっきり宿の前まで車で行くことができるのかと思っていましたが、勝浦港から専用の船で行くんですね。と言っても島にある宿と言うことではなく、半島の突端に建っています。船で行くのも演出の一部なんでしょうか?(宿の車は出入りしているみたいです。)
 専用船は頻繁に往復しているので、港へ外出して遊んだり飲食したりして帰ることもできます。今回も夕食は港近くにある食堂でいただくことにして、朝食付きのプランでの宿泊でした。

 それにしてもホテル浦島、でかいです。船が到着し受付をするフロントのある本館。本館の隣に建つ日昇館。そして街寄りに建つ、なぎさ館。そして山の上に建つ天上館と4つの建物があります。総部屋数800室、宿泊人員3000人だそうです。並の宿の数軒分の大きさ。これだけの部屋に集客するのは大変だろうな〜と、部外者ながら余計な心配をしてしまいます。もちろんそれぞれの建物に浴室が備わり、全部で7ヶ所の浴室があります。すべての湯に浸かろうとすると移動距離だけでなく、利用時間が異なることもあってかなりハードです。さらに建物が迷路のようにつながっているので、案内図がなければ本当に迷ってしまいそうです。くれぐれも部屋に戻れなくならないように注意してください。
ホテル浦島 浴室案内

          

忘帰洞(本館)
忘帰洞  本館には有名な忘帰洞があります。洞窟風呂で以前は男女混浴だったようですが、現在は男女別に分かれています。脱衣所を出たところにメインの20人ほどが浸かれる湯船があります。洞窟の先には太平洋が広がっていてなかなかの眺めです。さらにその先には5〜6人が浸かれる湯船と10人ほどが浸かれる湯船があります。
 
 メインの湯船の左手に洞窟が続いていて、洞窟の中に熱めの湯が注がれた湯船もあります。
 
 さらに洞窟を先に進むと海際に樽風呂や岩風呂などがあります。こちらは太平洋を目の前にしてゆったりと湯に浸かることができました。
 
含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物泉
48.0度

  

磯の湯(本館)
滝の湯  本館のフロントの前には男女別の内湯があります。男湯は滝の湯、女湯はハマユウの湯と名付けられています。残念ながら時間がなくてこの湯には浸かることができませんでした。

含硫黄−ナトリウム カルシウム−塩化物泉

  

玄武洞(日昇館)
玄武洞 海
 本館からなぎさ館に向かう途中で右に進むと日昇館に着きます。こちらにも洞窟風呂の玄武洞と磯の湯という内湯があります。

 玄武洞は太平洋側を向いていて、荒海を望ながら湯に浸かることができます。
 洞窟の中には乳白色の20人ほどが浸かれる湯船と洞窟の先に緑がかった湯のあふれる7〜8人が浸かれる湯船の2つがあります。

含硫黄−ナトリウム−塩化物泉

  

磯の湯(日昇館)
磯の湯  磯の湯はこぢんまりした浴室で、訪れる人も少なく、のんびりと湯に浸かることができます。浴室には10人ほどが浸かれる湯船が2つ並んでいます。こちらは硫黄臭のする無色透明の食塩泉が溢れています。内湯からは海を望むことはできませんでした。

含硫黄−ナトリウム−塩化物泉
44.6度

  

なぎさ元湯露天風呂(なぎさ館)
なぎさ元湯  本館から迷路のような廊下や連絡通路を通って行くとなぎさ館があります。こちらにはなぎさ元湯露天風呂と呼ぶ浴室があります。名前の通り露天風呂だけがあります。樽風呂が3つと7〜8人が浸かれる湯船があります。ここの湯船からは他の浴室と違って勝浦港を望むようになっています。

含硫黄−ナトリウム カルシウム−塩化物泉

  

狼煙の湯(山上館)
山上館 スペースウォーカー
山上館露天風呂  山上館は本館から右手にどんどんと進み、長いエスカレーターを上ったところにあります(別経路でエレベーターに乗っていく方法もありますが…)。このエスカレーターの傾斜角度と長さは半端ではありません。東京の地下鉄、新御茶ノ水駅のエスカレーターはかなりの長さがあったと思うのですが、それを遙かに超える長さです。ようやく着いた山上館は名の通り、山の上に建っているのですが、こちらはホテル浦島でも高級志向のようです。

 山上館の最上階から外に出ると、男性用の狼煙の湯、女性用の天女の湯という露天風呂があります。狼煙の湯には岩造りの湯船と木造りの湯船の2つがあります。湯船には乳白色の湯が溢れています。山の背にあるので眺めはいいのですが、港や街並みを望む向きにあるのがちょっと残念かな?

含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物泉
53.8度

※露天風呂の狼煙の湯と天女の湯は2009年3月に利用が中止になったそうで、新しく山上館33階の遙峰(ようほう)の湯が利用できるようになったそうです。

   

天海の湯(山上館)
 山上館の32階には天海の湯という、宿泊者専用の浴室があります。32階といっても超高層の建物というわけではなく、本館から1階を基準とした階数です。こちらは建物が新しいこともあって、ガラス張りの壁に小さめの湯船があり、ホテル浦島の他の内湯とは違った雰囲気です。湯船は10人ほどが浸かれる大きさです。ベランダといった感じの場所には5〜6人が浸かれる大きさの湯船があります。夜に訪れたので、眺めは分かりませんが、海を望めるのだと思います。

含硫黄−ナトリウム カルシウム−塩化物泉
48.0度

   

風呂の種類 内湯 露天風呂
設備等 駐車場
所在地 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町1165−2
電  話 0735−52−1011
交  通 阪和自動車道 南紀田辺I.C.から104km、車4時間30分
営業時間
(日帰り入浴)
9時〜19時
料  金 入浴¥1000 宿泊¥12600〜
(09.3)

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