薬師温泉
旅籠(はたご)

草津周辺の道路のあちこちに看板が出ている薬師温泉。訪れてみると、茅葺きの古民家を移築したテーマパークのような宿でした。この古民家には民具などが展示され見学もできるのですが、見学料として￥５００払わなければなりません。また、入浴は￥１２００となっていて、ちょっとお高め。茅葺き屋根の古民家は見学しないので入浴のみはできないのかと聞いたのですが、入浴と見学は一緒とのこと。入浴のみと考えると、ちょっとお高め！

古民家の中に「郷の湯」という浴室があります。石造りで木の縁の湯船になっています。こちらの湯は温泉ではなく薬湯になっていて、漢方薬に臭いが満ちています。ぬるめの湯で、窓から茅葺きの古民家を望みながら湯に浸かることができました。

茅葺き屋根の古民家を抜けた先に宿があります。浴室は宿の一番奥にあり、「滝見乃湯」と言う名が付いています。浴室の前に小さな滝があるので、その名が付いているようです。この「滝見乃湯」は露天風呂となっていますが、建物の中にあり半露天風呂と言った方がいいかも知れません。 　湯船は木造りで１５〜６人が浸かることのできる大きさ。無色透明の湯があふれていますが、循環しながら源泉を足しているようです。湯を舐めるとわずかに塩分を感じます。滝を眺めながら浸かる湯は、ゆったりとした気分にさせてくれました。

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