矢立温泉(赤湯)
アクトバード矢立

       

アクトバード矢立  「アクトバード」とはちょっと変わった名前。聞けば「活性温泉」という意味なんだそうです。でも、宿自体は昔ながらの湯治宿。何でもこの温泉は経営者が代わるたびに名前を変えてきたのだとか。はじめは「赤湯」。次に「矢立温泉」。そして前の経営者が「アクトバード」と名付けたのが32年ほど前だそう。今でも「矢立温泉」「赤湯」の方が通りがいいそうで、できれば「赤湯」の名に戻したいとのことでした。
アクトバード矢立
 宿に着いて驚いたのが、宿の真ん前に建つ橋脚。以前の奥羽本線の跡なんだそうです。そして目の前の道路も以前の国道7号線だそう。汽車が走っていた頃だったら鉄道ファン垂涎の宿だったかも知れません。でも、夜はうるさくて眠れなかったかも?
 建物は昔のものを手を加えながら使っているそうで外観は新しめですが、中に入ると昔の面影を垣間見ることができます。

 

 浴室は新しい建物ですが、中に入ってみると驚くのが、白馬龍神温泉のように洗い場が磯状態になっていることです。歩千枚田くと痛い洗い場の上をどうにか湯船まで行くと、赤い湯が満ちあふれています。そして、湯の上には白い湯の花が浮かんでいます。適温の湯ですが、小さな湯口から流れです源泉は冷たいもの。加熱しなければならないのですが、普通の釜で沸かすとすぐに詰まってダメになってしまうので、ボイラーで沸かした水蒸気を送り込んで湯を温めているのだそうです。時おり水蒸気が流れる音が聞こえます。でも、水蒸気の出口が3日もすれば詰まってしまうとのこと。湯を守るご苦労が忍ばれます。
 源泉を飲んでみると、かなりのしょっぱさ。一気に飲むのは大変です。湯上がりはいつまでも身体がポカポカする、とてもあたたまる湯でした。
内湯

          

夕食  夕食は湯治の宿らしく、特別に変わったものが出るわけではなく、家庭料理そのもの。長逗留するにはこういったものの方が飽きずにいいのかも知れません。

         

泉  質
泉  温
風呂の種類 内湯
設備等 駐車場
所在地 秋田県大館市長走字赤湯沢1
電  話 0186−51−2334
交  通 奥羽本線 陣場駅から3km、車5分
営業時間
(日帰り入浴)
料  金 入浴¥300 宿泊¥5000〜 自炊¥2000〜
(04.8)

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