谷地温泉
今もなお湯治場の風情を残す一軒宿です。でも訪れる人が多く、賑わっています。10年ほど前に訪れたことがありますが、ほとんど変わっていない印象です。でも、訪れる人はずいぶん増えているみたいです。 |
浴室はすべて木造り。東北の湯治場に来たんだなーと、思わせます。以前は混浴の浴室が1つしかありませんでしたが、女性専用の浴室も新しくできました。 湯船は2つあり、泉質はほとんど同じ湯ですが、源泉が違う湯が注がれています。1つはわずかに白みがかっていますが、ほとんど透明。「霊泉」と呼ばれ、38度とけっこうぬるめ。湯に浸かると、ホワッとした感じで、しばらくすると体中に細かな泡が付いていました。 湯は湯船の底から湧き出しているみたいで、ときおり泡が湧き上がってきます。これが背中に当たると何とも気持ちのいいこと。夜中に一人まったりと湯に浸かってしまいました。 |
もう一つは乳白色で熱めの湯。「霊泉」にじっくりと浸かり、仕上げに熱めの湯に浸かるのが谷地温泉の流儀だそうです。ぬるめの湯に浸かった後だと、けっこう熱く感じました。 湯船では地元のおじいちゃん、おばあちゃんが楽しそうに話しながら湯に浸かっています。本来の混浴のよさなんだと思いました。でも、話しているのが津軽弁?隣で聞いていても、ほとんど分かりませんでした。 |
混浴の浴室と女性専用の浴室の間にはうたせがあります。混浴の湯船から溢れ出した湯を利用しているようですが、かなりの湯量にびっくりしました。 |
食事は食堂でいただきます。特別豪華な食事ではありませんが、どれもおいしくいただくことができました。 |
久しぶりに訪れた谷地温泉ですが、経営が代わったとのことでした。でも、施設はほとんど変わっていないようです。 でも一番変わったのは浴室です。以前は混浴と女性専用があった浴室ですが、経営が代わったことで新たに許可を得なければならなかったのだそうです。そのため混浴の許可は得られず、混浴の浴室は男性専用となってしまったのだそうです。また、うたせも女性専用となってしまいました。残念です。でも、湯は以前と変わっておらず、じっくりと湯を楽しむことができました。 食事は以前と変わらず食堂でいただきます。宿泊料は以前より安くなったのですが、食事はちょっとよくなった感じがします。 (08.8) |
泉 質 | 単純硫化水素泉 |
泉 温 | ? |
風呂の種類 | 内湯 女性用うたせ |
設備等 | 食堂 駐車場 |
所在地 | 青森県上北郡十和田湖町八甲田山中谷地温泉 |
電 話 | 0176−74−1161 |
交 通 | 東北自動車道 青森I.C.から40km、車1時間 |
営業時間 (日帰り入浴) |
10〜18時 |
料 金 | 入浴¥500 宿泊¥6800〜 自炊¥3800〜 (04.8)(08.8) |