寒の地獄温泉
寒の地獄旅館
冷泉で有名な寒の地獄温泉。湯治場風の宿かと思っていたのですが、民芸風のしゃれた宿でした。女将さんの話では、以前は冷泉しかない湯治場だったそうですが2年前に改築し、加熱した温泉の浴室も造り、通年営業するようにしたのだそうです。 |
寒の地獄温泉の売り?はこの冷泉です。湯?に浸かる前に温度計で湯温を測ったところ、なんと13.9度。湧き水よりも冷たい温度です。今にも吸い込まれそうに透き通った湯に、そろりそろりと浸かりましたが、本当に冷たい!はじめは2分も浸かっていることができませんでした。名前の通り、「地獄」のようです。 浸かったあとは隣の暖房室に直行です。ここではスキー場のようにガンガンとストーブが焚かれています。冷えきった身体には本当にありがたかったです。本来は冷泉に浸かった時間の倍の時間暖まり、再び冷泉に浸かるのだそうです。 2回目は10分ほど浸かりましたが、湯を楽しむというより、「修行」と言った方がいかもしれません。浴室には仏様が奉られると共に「冷泉行進曲」なる詩も掲げられています。夏場でも震えるほどの冷泉。一度経験してみてはいかがでしょうか。なお、冷泉は混浴ですので水着などが必要です。行かれる方は忘れないでくださいね! |
新しくできた「温泉」は別棟にあります。こちらは「互久楽(ごくらく)湯」と名付けられ、切石風呂と檜風呂、家族湯があります。切石風呂と檜風呂は日替わりで男女が交替します。 「互久楽湯」には冷泉を加熱した湯と「ちょっとぬるい冷泉」の2つの湯船があります。「温泉」は40度ちょっとの入り頃の湯。「冷泉」で冷えた身体には本当にうれしい温かさ。まさに「極楽」です。温泉のありがたみがよく分かります。 「ちょっとぬるい冷泉」は「冷泉」よりも温かいものの16度。「ちょっとぬるい」といっても、十分に冷たいです。でも、「ちょっとぬるい冷泉」に浸かり、冷えた身体を「温泉」に浸かってあたためると、これが気持ちいいんです。 |
食事は囲炉裏のある食事処で頂きます。鮎の塩焼き、牛の鉄板焼き、馬刺などたくさんの品が並びました。どれもおいしく頂くことができました。 |
泉 質 | 単純硫化水素泉 |
泉 温 | 14度 |
風呂の種類 | 混浴内湯(冷泉) 男女別内湯(温泉) 家族風呂 |
設備等 | 休憩所 食事処 駐車場 |
所在地 | 大分県玖珠郡九重町飯田高原 |
電 話 | 0973−79−2124 |
交 通 | 大分自動車道 九重I.C.から18km、車50分 |
営業時間 (日帰り入浴) |
9時〜17時 (休前日は15時まで) |
料 金 | 入浴(冷泉は7月〜9月のみ) 冷泉 ¥500(1時間)、¥1200(半日)、¥1800(1日) 温泉 ¥500 家族風呂¥1500(50分) 休憩¥2000(2時間) 宿泊¥12000〜 (03.8) |