渋温泉
金具屋
以前から訪れてみたかった金具屋。普段では行きたくても行けないような宿ですが、今回は父親と一緒ということで思いきって泊まってみました。 「歴史の宿」と銘うっていますが、木造4階建の「斉月楼」、鉄筋の「神明の館」、木造の「潜龍館」「居人荘」の4つの建物が迷路のように繋がって形成されている宿です。館内にはいくつもの浴室があるのですが、館内図を片手に歩かないと迷子になりそうな宿でした。 |
館内には歴史を感じさせる趣き。磨き込まれた床や手の込んだ造りが見事です。行かれたら、じっくりと匠の技を見てきてほしいと思います。 なお、客室はすべて間取りや広さ、造りが違うとのこと。今回hiroが泊まったのは「神明の館」の一部屋でしたが、他の部屋にも泊まってみたいと思わせました。 |
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「神明の館」の屋上には露天風呂があります。湯に浸かりながら景色を眺めるということはできませんが、洗い場に立つと志賀の山々を望むことができます。 湯は無色透明。ほんの少し白い湯の花も舞っています。少しつるつる感のある湯で、ちょうどよい湯温。いつまでも浸かっていたい湯でした。 含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉 98度 |
「斉月楼」の1階には檜造りのひょうたん型の湯船がある「鎌倉風呂」があります。ちょっと熱めの無色透明の湯。わずかに白みを帯びた湯の花が舞っています。木造りの浴室は落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした気分で湯に浸かることができました。 なお、この湯船は1つしかないので、「潜龍荘」にある浪漫風呂と男女が時間交代制になっています。 ナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩泉 |
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「鎌倉風呂」の横には貸切風呂の「和予(わよ)の湯」があります。この浴室は金具屋に5つある貸切風呂でも一番広いものです。湯船はちょっと変わった舟形。洗い場には金具屋で以前使ってた水車の歯車などの部品が埋め込まれています。湯船は5人くらいが浸かることができる大きさ。ちょっと暗めの浴室ですが、いい雰囲気で湯に浸かることができました。 含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉 98度 |
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こちらは2階にある貸切風呂の「子安の湯」。2人も入ればいっぱいの小さな湯船。湯船は木曽産の檜と浅間石でできています。 | |
3階にある貸切風呂は「恵和(けいわ)の湯」。浴室の大きさは「子安の湯」と同じで、ちょっと小さめ。湯船は浅間山が噴火したときに流れ出た溶岩でできた浅間石でできているそうです。 含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉 98度 |
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3階には円形の湯船がある「美妙(びみょう)の湯」があります。この湯船は木曽五木の1つである椹(さわら)でできているそうです。 含硫黄−ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉 98度 |
「潜龍館」には洋風の「浪漫風呂」があります。円形の湯船で、窓はステンドグラス。昼の明るいうちに浸かる湯もいいのですが、夜、しんみりと浸かる湯はなかなか味があるもので、金具屋の中で一番気に入った浴室になりました。 湯はちょっと赤みを帯びた緑色で硬めの湯。以前は「泥湯」と言われていたそうで、金具屋でもこの浴室にしか使われていない湯です。 ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉 62.3度 |
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「浪漫風呂」のすぐ上に、文字通り岩で囲まれた「岩窟風呂」があります。ちょっと暗めで、サウナ状態の浴室です。湯船は3人くらいが浸かることのできる大きさでしょうか。わずかに白っぽく、熱めの湯がかけ流しになっています。 |
食事は馬刺や土瓶蒸しなどたくさんのものが並び、食べきれないくらいでした。どれもおいしいのですが、よくある旅館料理的なもの。hiroとしてはかなり奮発した宿だったので、もう一工夫ある食事だといいのにと思ってしまいました。 |
風呂の種類 | 男女別内湯 男女別露天風呂 貸切風呂 |
設備等 | 駐車場 |
所在地 | 長野県下高井郡山ノ内町渋温泉 |
電 話 | 0269−33−3131 |
交 通 | 長野電鉄山の内線 湯田中駅から2km、車5分 |
営業時間 (日帰り入浴) |
不可 |
料 金 | 宿泊¥16000〜 (03.3) |