不動湯温泉
白雲荘
以前から行ってみたかった不動湯温泉。土湯温泉から車で行ける林道もありますが、今回は、雪道を歩いて行きました。 歩いて行く場合は、遊歩道を行きます。遊歩道は林道とは入口が違い、奥土湯温泉の方から入っていきます。初めて行く時は、土湯温泉の観光案内所で聞くと親切に教えていただけますので、聞いた方が無難です。 |
狭い山道を20分ほど歩くとようやく不動湯温泉に到着です。大正時代に造られたところも未だ使われている歴史を感じさせる宿。都会の喧噪を忘れ、のんびりとするのにはいいところです。 |
宿の中はほの暗く、湯治場という雰囲気が漂います。宿の周りは何もなく、自然と湯だけを楽しむだけのところです。 写真の奥にあるのは女性専用の内湯です。(女性専用なので、残念ながらどんな浴室かは未確認!) |
混浴内湯の「常盤(ときわ)の湯」です。小さな石造りの浴室と湯船。ちょっと赤っぽい湯がかけ流しになっています。 湯に浸かるとちょっと熱めの湯。細かな赤い湯の花が舞っています。湯を飲んでも鉄泉らしさは感じられないものの、湯上がりはあたたまる湯でした。 単純炭酸鉄泉 ?度 |
常盤の湯の下には「長命段」と名付けられた81段もある急な階段があります。ここを下っていくと3つの浴室があります。この階段を下りて湯を楽しむのはいいんだけれど、帰りがつらい!途中には休憩所まであります。 |
階段を下りると左手に檜造りの混浴の内湯「羽衣の湯」があります。湯船は適温とぬるめの2つに仕切られ、無色透明の湯があふれています。中には白い糸状の湯の花も浮かんでいます。ぬるめの湯船はちょっと浅めにできていて、寝湯に最適?夜、この湯に浸かっていると白熱灯の柔らかい明かりと湯口から流れ出る湯の音だけが響く静けさに、いつの間にか寝ているのでした。 羽衣の湯前には女性専用の内湯もあります。 単純温泉 ?度 |
「羽衣の湯」の前の扉を開けると混浴の露天風呂へ行くことができます。冬のこの時期、外はとても寒いのですが、この湯を目的に来たのですから、行かないわけには行きません。階段を数段下りると簡単な脱衣所と4人も入ればいっぱいになってしまう小さな岩露天風呂が待っていました。とても開放的なので、女性には入りづらいところかも知れません。でも、この時期に入ろうとするのはhiroただ1人。貸切状態で浸かることができました。 湯船には少し白濁した、玉子臭のする湯が満たされています。湯に浸かるとぬるめの湯。温泉分析表では源泉温度は58度もあるのですが、湧出量が少ないので冬場はどうしてもぬるくなってしまうとのこと。白い糸状の湯の花も舞っています。雪に囲まれた大自然。そして、ときおり姿を現す猿の姿を見ていると、時の経つのも忘れてしまいました。 含硫黄−ナトリウム−炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉 58度 |
食事は部屋でいただくことができます。夕食は山菜鍋を中心にイワナの塩焼き、鯉のあらい、鯉こく、山菜の天ぷら、ナメコおろし、フキなど山の幸が食べきれないくらいに並びました。料金からすると大満足の食事でした。 ※残念ながら、13.8に火事により全焼してしまい廃業してしまいましたが、16.8に日帰り温泉として再開したそうです。 (17.11) |
風呂の種類 | 女性専用内湯(2) 混浴内湯(2) 混浴露天風呂(1) |
設備等 | 駐車場 |
所在地 | 福島県福島市土湯温泉町字大笹25 |
電 話 | 024−595−2002 |
交 通 | 東北本線 福島駅からバス30分 徒歩30分 |
営業時間 (日帰り入浴) |
10時〜15時 |
料 金 | 入浴¥500 宿泊¥8000〜 (01.12) |