駒の湯温泉
駒の湯山荘
小出から車で30分ほど。栃尾又温泉から数km先にある一軒宿の温泉です。栃尾又温泉は昔ながらの風情を残している温泉ながら近代化されていますが、ここは雪が深すぎて電気も引けず、以前はランプの宿だったそうです。現在は自家発電を行っていますが、現代のすべて電気に頼る生活からすると不便なところです。 |
部屋には囲炉裏がありました。夏に泊まったのですが、寒いときには火をともしてもいいそうです。 | 部屋の照明は自家発電によるランプ形の照明ですが、夜になると、本物のランプに灯りを点してくれます。現代の明るさに慣れた身からすると暗くてとても不便に感じますが、たまにはこんな温かい感じのする灯りの下で一晩過ごすのもいいかもしれません。 |
夕食は地のものをふんだんに使ったもので、特に豪華というわけではありません。でも、とてもうれしかったのは、イワナの塩焼きを焼きたてで出してくれたこと。ほとんどの宿ではあらかじめ焼き、冷めたものをだすことが多いのですが、焼きたてを出してくれたことはポイント高かったです。焼きたてのイワナだけでなく、その他の料理も手が掛かったものでおいしく、とても満足しました。 |
さて、肝腎の湯は? ここは有名な川べりにある混浴露天風呂。川のせせらぎを聞きながら湯に浸かることができます。湯は無色透明で癖のないもの。わずかに玉子臭を感じました。この湯の特徴は33度というぬるい湯。夏場でも少し冷たく感じる湯に1時間くらい浸かっているといい気持ちになってきます。寒くなったら隣にある加熱浴槽に浸かることもできます。 |
川沿いの露天風呂の上には混浴内湯、女性用内湯、女性用露天風呂、家族風呂があります。写真は混浴内湯ですが、実質的には男性用内湯となっています。 |
ここは家族風呂。内湯よりも広く、ゆったりと、誰にもじゃまされず湯に浸かることができます。駒の湯の湯量は半端ではなく、7つある湯船には写真のように噴水ようのように注がれています。毎分2000lの湧出量とのことで、とても贅沢に新鮮な湯を味わうことができました。そして、湯に浸かっていると、湯の中にとても小さな気泡が浮かんでいるのに気がつきました。しばらくすると体に気泡がつき、そして、はじけていきました。 |
こちらは別館の浴室です。別館は日帰り入浴用の施設ですが、宿泊すればここの湯に浸かることができます。逆に日帰り入浴では、この別館の湯にしか浸かることができません。 浴室には2つの湯船があり、大きな湯船の真ん中からはドバドバともったいないくらいに湯が溢れ出しています。こちらの湯はぬるいというより冷たいくらいの源泉です。しばらく湯に浸かっていると身体に無数の泡がついてきます。小さな湯船は加熱した湯が満たされています。源泉の湯で冷えた身体を加熱した湯であたため、また源泉に浸かる。これが気持ちよくて、ついつい長湯してしまいました。 (06.9) |
泉 質 | アルカリ性単純温泉 |
泉 温 | 32.6度 |
風呂の種類 | 男女別内湯 混浴露天風呂 家族風呂 |
設備等 | ロビー 休憩室 駐車場 |
所在地 | 新潟県北魚沼郡湯之谷村大湯719 |
電 話 | 090−2560−0305(衛星電話) |
交 通 | 関越自動車道 小出I.C.から20km、40分 |
営業期間 | 4月下旬〜11月中旬 |
料 金 | 入浴¥500 宿泊¥13000 (00.7)(06.9) |