吉奈温泉
芳泉荘

国道４１４号線から少し奥に入った吉奈温泉の中でも一番奥に建つのが芳泉荘です。大正末期に建てられたという趣のある建物と客室は全室離れというロケーションがとても気に入ってしまい、機会があれば泊まりで訪れたいと思いました。 　日帰りでの入浴は予約のみ受け付けるそうです。

母屋の隣に昔ながらの湯小屋があります。浴室の真ん中に３人も入ればいっぱいになってしまう小さな湯船が１つのみ。小さな宿だからこれで十分なのでしょう。浴室の中は天井が高く、明るく、ゆったりとした気分で湯に浸かれます。 　湯は無色透明。癖のない、ちょっと熱めの湯が満たされています。御主人の話では、循環や加水はしていないそうで、いい湯を楽しんでいただきたいとのことでした。研究熱心な方で、湯上がりには温泉の話をいろいろとしてくださいました。

内湯の外には岩でできた半露天風呂があります。川に面し、川のせせらぎを聞きながら、のんびりと湯に浸かることができました。 ※現在は廃業され、２０１０．１１からお隣の東府屋旅館と共に東府やとしてリニューアルオープンしています。

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