綱島ラジウム温泉
東京園

    

 東横線綱島駅のすぐそば、綱島街道沿いにある日帰り温泉です。東京周辺ではけっこう有名な温泉なのですが、今までなかなか行く機会がなかった温泉です。
 施設は大きく、受付で入浴料800円を払って入ります。中に入ると売店があるのですが、並んでいるものが鄙びた温泉場にあるようなものばかりで、さらにお年寄りが多いこともあって、ほんとに都会の温泉なのかな?と思ってしまいました。
 脱衣所にはなぜか番台があり、タオルなどはここで買えます。浴室中央には直径6mほどの湯船があります。湯は黒湯で透明度15cmほど、比較的ぬるめの湯なのでのんびりすることができました。
 最後に驚いたのは、入浴時間が1時間以内だと休憩しなかった分の410円を返金されるということです。受付で入浴券を見せると返金されます。銭湯料金で手軽に楽しめる湯でした。

 なお、16時以降は銭湯として営業しています。
 綱島温泉の東京園が鉄道建設のために休業or廃業と聞き急遽訪れました。15年ぶりくらいですかね。 休館のお知らせ
料金表  料金はちょっと上がっていますが、それでも1日いると考えれば安いです。
館内 館内
 訪れてみると、館内は以前とは様変わりしています。手入れされて様子が変わったということではなく、訪れている人が様変わりしているんですね。以前はお年寄りばかりというイメージだったんですね。でも、お年寄りもいることはいるんですが、若者ばかりが目立っているんです。そうなんですよ、2階の個室休憩付き入浴は¥1100。飲み物だけでなく食べ物も持ち込み自由。それでいて半日いてこのお値段ですからね。そしてお風呂も入り放題。若者が格安の宴会場として利用しているんですね。個室を取れなかったものは大広間で宴会。そのままお寝んねしている輩も多数います。大いなる驚きでした。
 施設裏手の広い庭も鉄道工事のためになくなってしまうようです。鉄道開通後は再開されるんでしょうか?工事のために湯脈が分断されれば復活は難しいですね。東京近郊の温泉場として栄えた綱島温泉もこれが最後になるとしたら寂しいですね。
庭 庭
 東京園の最後を惜しむ人たちの壁落書き。もう少し訪れておけばよかったですかね。 落書き
内湯  人が多すぎたので浴室の写真は断念。日を改めて訪れました。湯仕舞いまで粘ってどうにか写真を撮ることができました。東京では珍しく浴室の中央に円形の湯船。小さな電気風呂もあったりします。透明度10cmほどの漆黒の湯はぬるぬる感たっぷりです。
 浴室の奥には3人ほどが浸かれる小さな源泉水風呂があります。加熱した湯と水風呂と交互に浸かるとこれが気持ちいいんですね。 源泉水風呂
工事案内 解体作業
 休業?して2週間ほど後に様子を見に行ってきました。完全な休業ではなく、できれば銭湯として仮営業をしていきたいとの掲示が… 嬉しいですね。でも、建物はすでに解体され始めていました。
 外観はまだ手を入れられていないようですが、裏手では内装をはがして庭に積み上げられていました。東京園の再開を願ってやみません。

※2015.5で休業しています。
(16.2)
解体作業 解体作業

       

泉  質 ナトリウム−炭酸水素塩泉
泉  温 18度
風呂の種類 内湯
設備等 休憩室 売店
所在地 神奈川県横浜市港北区綱島東1−8−11
電  話 0460−2−1800
交  通 東京急行電鉄東横線 綱島駅から徒歩3分
営業時間 入浴休憩 10時〜20時45分 (休憩室は17時まで)
入浴のみ 16時〜20時45分
休業日 休みなし
料  金 入浴休憩¥1000(1時間以内は¥500) 
個室休憩¥1100
入浴¥470(16時から)
(00.1)(15.5)

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