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やいづ黒潮温泉は焼津駅前などを中心に湧く温泉を総称して呼んでいるようです。以前社員旅行で訪れたことのある海際に建つ松風閣もかなりの距離があるのにやいづ黒潮温泉を名乗っていますから。 今回訪れたのは、焼津駅北口にあるなかむら館です。住宅地に中に建つ３階建てのマンションのような建物がその施設です。看板などもなく、入口に書かれているだけなので、探すのにずいぶんと時間がかかってしまいました。入口に女将さんがいらっしゃって入浴料支払いますが、その奥はご家族の食堂のような感じです。公衆浴場として登録してあるようですが、銭湯とも雰囲気違います。あえて言えば、家庭のちょっと大きなお風呂を解放してくださっているようなイメージでしょうか。 廊下の奥の浴室に入ると夕方だったこともあってか、地元の方と思われる人で浴室はいっぱいです。タイル張りの湯船は５〜６人が浸かれる大きさですが、半分ほどが浅めに造られていて、肩まで浸かれるのは３人ほどでしょうか。浅いところは浅いと言っても寝湯にはならず、中途半端な深さです。湯は無色透明。でも湯船のタイルはところどころが赤く染まっていて、湯の濃さを予感させます。掛け流しになっている湯を飲んでみると、苦みとともにかなりのしょっぱさです。あまりおいしい湯ではありませんでしたが、温まる湯でした。気軽に寄れる所なので、ちょっと寄ってみるのにいいところです。 |
