赤石温泉
白樺荘

  

旧白樺荘  静岡市内から80km。同じ静岡市内とはとうてい思えない、まさに秘境の地に湧く赤石温泉。中部電力のダム建設に伴う宿泊施設を譲り受け、白樺荘として無料で開放されてきましたが、老朽化のためか2009年6月で廃止されてしまいました。無料というだけでなく、ぬるめでぬるぬる感のある湯がとても気に入っていました。7月に新白樺荘がオープンしたと聞き、落ち着いた頃を狙って訪れてみました。
 新白樺荘は旧白樺荘よりも2kmほど上流側、宿泊施設の畑薙ロッジの目の前にあります。この畑薙ロッジも同時に廃止され、新白樺荘は入浴だけでなく宿泊施設としての機能も持つようになりました。赤石岳を望む、できたばかりの施設は休憩室や食堂も併設され、とてもきれいで気持ちよく利用できます。 新白樺荘
白樺荘  夏や秋はたくさんの人で賑わい、ゆっくりと湯に浸かることもなかなかできない状態だったそうです。季節はずれのこの時期に訪れて正解だったかもしれませんが、冬場は路面凍結だけでなく雪も降るそうなので、スタッドレスタイヤの準備をしたり、事前に道路状況などを確認しておいた方がいいかもしれません。
 館内はウッディな造りでゆったりと過ごすことができます。 ロビー
内湯  浴室は以前より広くなり、15〜6人が浸かれる内湯だけでなく露天風呂までできていました。
 湯船には無色透明の適温の湯が溢れていますが、湯に浸かるとちょっと塩素臭がします。掛け流しでもありません。以前のようにすべすべするところは変わらないのですが、循環して消毒までしているのは残念です。湯上がりに施設の方に話を聞いたところ、湯自体は旧施設のものと変わらないそうです。もともと源泉は旧施設から4kmほど離れたところにあるのだそうで、施設が移転されたことにより6kmほど引湯することになったそうです。そのためもともとぬるめの湯は湯温が低下が避けられず、加熱せざる終えなくなり加熱しているのだそうです。そして加熱した上で掛け流しにしたいのだそうですが、湯量が足りず、循環もしなければならなくなってしまったのだそうです。ちょっと残念な湯使いになってしまいました。
 新設された露天風呂は5〜6人が浸かれる大きさ。目の前に目隠しのしきりがあるので湯に浸かりながら山々を望むことができないのは残念です。でもこちらの方はちょっとぬるめ。白い湯の花も浮かんでいます。ただ、湯の花は調子がいいときだけに出るそうで、いつもあるとは限らないそうです。露天の湯にまったりしながら、けっこう長く湯に浸かってしまいました。 露天風呂

 

泉  質 単純硫黄泉
泉  温 38.2度
風呂の種類 内湯 露天風呂 多目的浴室
設備等 ロビー 休憩室 食堂 駐車場
所在地 静岡県静岡市葵区田代1110−5
電  話 054−260−2021
交  通 東名高速道路 静岡I.C.から82km、車3時間
営業時間
(日帰り入浴)
4月〜11月 … 10時〜18時
12月〜3月 … 10時〜17時
休業日 火曜日
料  金 入浴休憩¥500 宿泊¥6800〜
(09.12)

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