遊々庵(ゆうゆうあん)
【富士市】
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東海道本線富士駅から２km弱。住宅地の中にひっそりと建つ居酒屋です。看板も小さく、気をつけていないと見過ごしてしまうような、民家のような店です。でも店の中に入ると座敷にテーブルが数客とカウンターが数席。そこが満席になってしまうほどの人気の店です。 さて、この店を訪れたのは、酒を飲むためではなく、吉原の新名物、つけナポリタンなるものを食するためです。つけナポリタンとは、吉原の商店街が地域の新名物を作ろうということでテレビの企画で作られたものだそうです。いくつかの店で食べることができるのですが、この遊々庵のものが美味しそうだったので寄ってみました。メニューを開くと酒飲みには目の毒になりそうなくらい美味しそうな肴が並んでいます。ビールも飲みたい… でもクルマで帰らなければならないので、アルコールはぐっとガマンしてウーロン茶とともに気になるものをいくつか注文しました。頼んだものは、白魚の塩辛\400。そして静岡名物の黒はんぺんフライ\600。最後にメインの？つけナポリタン\1200で締めました。 |
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白魚の塩辛は塩辛らしくなく、白魚がそのまま盛られています。口に入れると、甘味の中に仄かにアルコール分を感じ、ヌタッとした感触。酒がすすんで困りそうな一品でした。 |
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こちらは黒はんぺんのフライです。黒はんぺんは初めて食べましたが、東京の白いはんぺんと違ってフワフワ感はありません。ちょっとしまっていて、咬みごたえがあります。 |
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最後の〆はメインのつけナポリタン。小分けにされた細麺のスパゲティには千切りポテトのフライ。そしてつけ汁の中にはど真ん中に半熟のゆで玉子。その上にパルメザンチーズとパセリが振り掛けられています。つけ汁を口に中に入れると、トマト味のドロッとしたもので、牛肉とウィンナーが２本。さらに玉ネギやピーマンなどが沈んでいます。麺をつけると、麺によく絡みます。ただ千切りポテトのフライがつけ汁を吸ってしまい、つけ汁がなくなりやすいのが欠点かな？麺によく絡むつけ汁をつけながら麺を食べていると、こんな食べ方もあったんだと妙に納得してしまいます。 |
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ゆで玉子を割ってみると、ドロッと黄味が流れ出てきて美味しいものでした。具もたっぷりとしていて、ボリューム満点のつけナポリタンでした。 （０９．６） |