食堂 おさか
【三軒茶屋】
三軒茶屋の迷宮にある小さな食堂です。以前から気になっていて、22時過ぎに訪れたのですがまだ開いておらず、深夜にならないと開かないようです。今回は残業で遅くなったので、開いていればと思って23時過ぎに寄ってみたところ、開いていたというわけです。店内は10人も入ればいっぱいになってしまう小さなもの。何となく懐かしくなる造りの中にジャズが流れていて、食堂とは思えない雰囲気です。 |
メニューはけっこういろいろと揃っています。5〜7時は朝定食もあるようなので、仕事に向かう人や夜の仕事帰りの人が食べていくんでしょうかね? |
メニューを開くと定食がいくつも並んでいますが、定食だけでなく他にも酒の肴になるようなものも揃っています。店主さんの口上によると特別なものを食べさせるのではなく、昔から続く家庭料理の延長とのこと。何を食べようかと迷いましたが、伊豆直送の魚の開きが売りのようなので、金目鯛の開き定食\1020を食べてみることにしました。 |
しばらくするとまずはタラコ、豆腐、海草などの小鉢が運ばれてきました。そして澄まし汁も運ばれるのですが、これがちょっと変わっています。そのままでもおいしい澄まし汁なんですが、テーブルに並んだ味噌を自分で汁の中に入れて味噌汁にすることもできるんです。しかも味噌は信州、八丁、仙台など5つもあります。さらに醤油はたまり、濃い口と揃っている凝りよう。店主さんのこだわりが伺えます。 そしてメインの金目鯛の開き。煮付けに使われる大きなものと違って小振りのものです。ちょっとがっかりかな…でも、パリッと焼かれているものの身はほっくりと柔らか。ついつい箸が進んでしまいました。ご飯もふんわりと炊かれていて、日本の懐かしくもあり、由緒正しき食事って感じで気に入ってしまいました。 (11.2) |