大勝軒 祖師ヶ谷大蔵店
【祖師谷】
 |
祖師ヶ谷大蔵駅前に伸びる商店街の北の外れにある小さなラーメン屋です。大勝軒とありますが、永福町系でも東池袋系でもない、もう１つの系統、丸長系の大勝軒です。丸長系の大勝軒とは第２次大戦後に荻窪に開店した丸長という中華そば屋がルーツとのこと。そこから中野の大勝軒が独立します。中野の大勝軒は繁盛し手狭になったため代々木上原を本店として移転したそうです。代々木上原大勝軒からは今回訪れた祖師ヶ谷大蔵店をはじめとしていくつもの大勝軒が独立していったそうですが、それが丸長系の大勝軒だそうです。東池袋大勝軒も、元を辿るとこの中野の大勝軒の流れをくむものとのことです。 |
 |
店内に入ると壁一面にメニューが貼られています。ラーメンやつけそばといった麺類だけでなくカツ丼などの丼もの。さらに焼肉定食やからあげ定食など、いろいろなメニューが揃っていてラーメン屋というより食堂って雰囲気です。こんな店があったら飽きることなく通えそうです。何を食べようかと迷ったあげく、つけそば\500を注文しました。つけそばはつけ麺のことで、丸長系の大勝軒ではつけ麺のことをつけそばと呼ぶそうです。東池袋軽ではもりそばですね。 |
 |
 |
出てきたつけそばは、つけ汁がチャーハンなどと一緒に出されるラーメンスープのお椀と同じもの。麺は平らな皿に盛られてきますが、中太でけっこうな量があります。つけ汁は醤油ベースで少々の甘味とけっこうな酸味がある、さらりとしたもの。具は細切りのチャーシューとなると、メンマ、刻みネギ、海苔です。ドロッとした濃厚なつけ汁が多い最近のつけ汁と比べると、さっぱり感が強くなかなか食べやすいつけ麺でした。 （０９．５） |